ハウステンボスへの愛を暑苦しく語る

みなさんこんにちは。

海外に住んでるのに、ハウステンボスの年パス持っているカステラです。

ハウステンボスって、東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオと比べたら、しょぼいじゃないですか。

アトラクションだったら、今はなき、北九州のスペースワールドよりもしょぼい。

でも好き!

今日はハウステンボスの素晴らしさについて、暑苦しく語ります。

ハウステンボスは開園前にがっつり働いてる

出典:ハウステンボス公式ウェブサイト(2018年)より、スクショしたもの

ハウステンボスがあるだけでいいのは、ハウステンボスは開園前にがっつり働いて、既に一大事業を成し遂げてるから。

ハウステンボスの始まりは、土壌の改善

現在ハウステンボスのある土地は、その昔、工場誘致に失敗した工業団地用の埋立地でした。

もともと水はけの悪い土地に、決められた粉砕を行わずに投棄された岩石、ぺんぺん草も生えないような悪臭のするヘドロの沼。

だから、ハウステンボスは、深さ1mまでのヘドロを全て入れ替えるところから始まっています。

なんと、初期投資2,200億円のうち、600億円が環境改善費(過去の環境破壊を改善する費用)、500億円が環境対策費(未来の環境を守るための費用)です! それも30年前の話だから! 30年前って、景気は良かったけど、物価はそれなりに安くて、今の1/2だから!

これね、現在の東京23区の年間の福祉・都市基盤・環境等の施策全部コミコミの交付金予算額の6倍だからね。それを、当時のど田舎の個人がやってるから。

*参考資料:平成30年度都の施策及び予算に関する要望書 平成29年8月特別区長会

埋立地の奥まで大村湾の海水を

海岸線は生態系の要。そういうわけで、コンクリートの護岸を剥がし、そこに地元で採掘した天然石を置いてます。

さらに、埋め立てられ水はけが悪くなっている土地に、網の目のように運河を掘り、水が還流するようにも作ってあります。

週に2回、完全に水が入れ替わります。

運河のコンセプトは江戸

オランダのアムステルダムにも運河はあるし、ハウステンボスの運河も、もちろんそれを意識してるんだけど、でも、コンセプトは江戸。

あの運河、ちゃんと水路として機能してるし、そもそもハウステンボスの街並みより先に、運河ができてるんですよ。使える運河なんです!

ハウステンボスの土壌改善の次は、緑化

土壌改善ができた時点で、今度は、地域に自生している苗木を四十万本を植樹。さらに、花の苗三十万本も季節ごとに植え付け。

昭和62年(1987年)ごろにはぺんぺん草も生えないヘドロの埋立地だった場所が、5年後の平成4年(1992年)には、歩いても歩いても歩いてもチューリップの美しい街並みに変わってしまったって、すごくない?

それだけで終わっても十分すぎてお釣りくるでしょ?

上の写真の風車とチューリップ畑、開園の5年前まで、荒れ果てた悪臭のする土地だったって信じられる?

自然生態系の回復だけでも、十分仕事してるハウステンボス

このテラスは、ホテルヨーロッパのクラブラウンジのテラス。テラスルームやスイートルームについているテラスは、だいたい同じようなつくりになっています。

私、東京ディズニーリゾート(TDR)も大好きなのに、ハウステンボスびいきなのは、あんな広大な草木も生えない土地だったところが広大なお花畑になっているところに、「取り返しがつかないように見える失敗も、成功に変えられる」感を持っているからです。

ホテルヨーロッパの運河沿いのテラスルームのテラスで、アンカーズラウンジから漏れ聞こえてくる生演奏の音聞いて、コーヒー飲みながら本でも読めば、大抵のことはなんとかなる気がしてきます。

「東京ディズニーランド」と「ハウステンボス」をテーマパークとして同列に扱い、優劣を論じる人も多い。しかし、自然の干潟の上に建てた東京 ディズニーランド と、破壊された自然生態系を回復させたハウステンボス では、コンセプトが根本的に違う、ということを強調しておき たい。

井川聡. 超高層から茅葺きへ ハウステンボスに見る池田武邦の作法 (Kindle の位置No.778-780). . Kindle 版.

ハウステンボスは森の家だから!

ハウステンボスは、日本にエコロジーと言う言葉も概念すらもなかった1980年代後半から、エコロジーとエネルギーとエネルギーが融合した快適な暮らしができる街を目指して作られています。

ちなみに、随分と水質改善が進み、既に自然なカブトガニなども戻ってきている大村湾ですが、ハウテウンボスからの排水は清浄な大村湾の水より更に清浄で、レストランなどの食物残りも全てコンポスト化されてお花畑で利用されています。

つまり、今も環境保全の仕事してるの。

1000年後にハウステンボスというテーマパークがなくなっても、この地がその名前が示すとおり、「森の家」が集まる街になることが、創設者神近氏の願い。

学校(になるような教室)や、消防署、警察署、病院(になるような場所)、市役所(になるような場所)、居住地など、街としての基本的なインフラは既に整っています。

2092年(100周年)のハウステンボスを見たい

私は100周年のハウステンボスを見たい! 本当は1000年後のも見たいんだけどね。

100周年のハウステンボスに、まだテーマパーク機能があるのか、街になっているのか、わかりませんが、それは、私にとってはどちらでもいいことです。

現在、ハウステンボスは、ロボット化も進めています。私は、ロボットにちやほやされてもあまり嬉しくないので、ホテルヨーロッパやホテルアムステルダムのローラアシュレイなど高級志向な部分は、人を置いて欲しいな。。。とは思うんだけどね。

でも、その一方で、ロボットには別の可能性も感じています。

例えば、オリィ研究所の車椅子やオリヒメ(忍者バージョン)利用して、ハウステンボス内を闊歩できたら楽しいだろうな、なんて思います。

ハウステンボスが100周年を迎える頃、私は130歳近くになっています。生きていれば寝たきりの可能性もあるけど、寝たきりになったとしてもオリヒメ(忍者バージョン)利用して、ハウステンボスガイドなんてアルバイトしてお小遣い稼ぎつつ、ブログ書いたりできたら楽しそう、なんて、妄想が広がります。

なお、テーマパークとしてはしょぼい(?)と言われているハウステンボスですが、意外に人来てるんですよ。位置的に東京ディズニーリゾートの商圏の1/20のお客さんしか見込めないはずなのに、入場者300万人以上(本来、150万人くらいしか来ないはず)。

ハウステンボス好きすぎて、行けば、残念ポイントに対する文句は色々出てくるんだけど、やっぱり何度も通ってしまいます。

ハウステンボス、残念なポイントも全部丸っと含めて、素晴らしいところです。どんなに荒れた土地にでも、樹木は茂るし花も咲く。ベンチに座って、ぼーっとしてれば、大抵のことはなんとかなる気がしてきます。