みなさんこんにちは。
さて、突然ですが、ワタクシ、カリヨン奏者になることにしました。
ええ、ほぼほぼ決定です、私の中では(笑)。
それと同時に、ハウステンボスのカリヨンを復活させる会結成しました。
まだ、ほとんどカリヨンのこと、何も知らないけど。
さらに、ハウステンボスのカリヨンを復活させる会のメンバーはまだ私1人だけど。
カリヨンって何?
これです ↓
素敵でしょう?
上の動画はハウステンボスで1992年ごろにハウステンボスのカリヨンを弾いていた Gideon Bodden さん の動画。Gideon Bodden さんの動画は gideonbodden でもまとめて見ることができます。
さて、カリヨンは、
- カリヨンは、手も足も体全部使って演奏します
- 塔や建物ごと楽器です
実は、私も、2ヶ月前にカリヨンが演奏可能な楽器だって、知ったんですけどね。
日本に3つしかない正式なカリヨンの1つはハウステンボスにある
ハウステンボスのカリヨンは少なくとも2016年末までは良い状態だった
ことの起こりは、m375uさんというカリヨン奏者が書かれたカリヨン巡り:ハウステンボス(長崎)カリヨン・シンフォニカというnote記事を読んだこと。
m375uさんによれば、
- 世界カリヨン連盟の正式なカリヨンリストに載っている楽器は日本に3台あり、その1つはハウステンボスにある
- ハウステンボスのカリヨンの状態について
- ワイヤーとクラッパーと鐘の連続が少なくとも一部はまともに残っている
- 手動演奏の部分は多少アクションが柔らかすぎるにしてもむしろ硬すぎるよりはずっと弾きやすく、そしてすべての鐘がきちんとワイヤーとつながっている
- 下にVRのセットが置いたままでもリフォームの必要なし、楽器そのものはいつでも演奏可能
- ほとんど手間暇ゼロですぐにでも楽器として演奏を復活させることは可能
と、いうことなのです。すごくない?
この記事が書かれたのが2017年1月9日ですから、少なくとも2016年末までは、ハウステンボスのカリヨンは、上述の良い状態だったはず。
なお、m375uさんのnote、写真も豊富で、控えめに言って素晴らしいので、是非リンク先元記事もご覧くださいね。
他の2つはどこにあるの?
国際カリヨン連盟によれば、他の2つは兵庫県と滋賀県にあるそうです。
兵庫県のカリヨンは2018年現在、定期的にカリヨン奏者を招いて演奏しているようです。羨ましい! 詳細は伊丹市のホームページ:フランドルの鐘(カリヨン)をどうぞ。
また、滋賀県のカリヨンは専属のカリヨン奏者もいるようです。羨ましい!
ハウステンボスのカリヨンはサモナーバトルの上にある →今は、カロヨンファンタジア内にあります
この夏、2泊3日x2回+3泊4日x1回の合計7泊10日でハウステンボスに行った私ですが、ハウステンボスで遊んだり遊んだり遊んだりすること以外で何をしていたかというと、ハウステンボスのカリヨン調査。
調査と言っても、具体的には、ハウステンボス勤務歴の長そうな人に、片っ端から尋ねただけなんですけどね。あわよくば見せてもらおうという期待と共に。
持っている限りのコネとツテと体当たりと全てを使って調べたんだけど…。
ハウステンボスにカリヨンがあることを知っている人自体、殆どいなかったのです。全部で20人に聞いたのですが、ハウステンボス内のカリヨンの存在を知っている人は20人中3人でした。
泣きたい。
調査でわかったことは以下のとおり。
- 創設時のカロヨンシンフォニカ内に、今もそのままある
- カロヨンシンフォニカが、カロヨンミュージアム・ゴースト・ウェディングになった時は調度品の一部として利用されていた
- カロヨンミュージアム・ゴースト ウェディングが閉鎖されてからは、今は中に入っても見ることができない(未確認)
- 移動演奏用のカリヨンも、中にそのまま置いてある
ハウステンボスのカリヨンの音の復活を願う
本物に投資しすぎたハウステンボス
当ブログ内の「ハウステンボスへの愛を暑苦しく語る」にも書いたように、ハウステンボスは、「本物を目指しすぎて、投資が回収できず、一度ならず二度までも、経済的に失敗したテーマパーク」です。
ハウステンボスは、環境回復という大きな役割をすでに果たしているので、投資に見合った「環境」は取り戻しているし、それでいいとも思っているのですが、できれば、ハウステンボスが持っている価値をもっと皆んなに知って欲しいとも願っています。
そして、回収できなかった投資の一つに、本物のカリヨンも間違いなく含まれるでしょう。
本物のカリヨンが楽しめる日本で唯一のテーマパーク
すっかり忘れてたけど、ハウステンボスができたばかりの頃には、カリヨン奏者も呼んで、カリヨン演奏などもあったのですよ。
本当にすっかり忘れてたので、どの口が言うんだ!って感じだけど、私、カリヨンの音色大好きだったの。
カリヨンはカリヨンだけではなく、トランペットや太鼓など、他の楽器と組み合わせても、とっても素敵なんです。
それに、ハウステンボスは、移動演奏用のカリヨンも有しています。つまり、カリヨン同士の合奏も可能!(かもしれない)。
カリヨン奏者は、オランダやベルギーに集中していて、日本には数人しかいません。でも、きっと、きちんと報酬をお支払いすれば、快く演奏してくださる演奏家は絶対いると思うのです。
あそこら辺一体がスリラーシティになってしまっているので、結婚式などは難しいかもしれないけど、カリヨンは楽器なので、ハロウィンに合わせた音楽だって演奏できます。
カリヨン演奏に合わせて、ゾンビたちの舞踏会なんてどうかしら?
年1回、数週間だけでもいいから、カリヨンが復活することを願ってやみません。
とりあえず、カリヨン奏者修行準備始めました
我ながらバカだなーと思うのですが、ハウステンボスのカリヨンを復活させたい気持ちが強すぎて、とりあえず、この冬、私が住む街にある大学の音楽学部カリヨン学科を受験することにしました。
うまく来年の9月に入学できても、卒業するのは最短で2021年になるし、卒業したからといってすぐに演奏者として活躍できるわけでもないでしょう。そもそも合格できるかどうかもサッパリわかりません。
でも、カリヨン学科を受験することで、カリヨン奏者たちと出会える可能性は高まるし、その出会いの中から、ハウステンボスのカリヨンを演奏してもよいと考える、現在活躍中のカリヨン奏者と知り合う足がかりになるかも知れないなーと思っています。
ハウステンボスのカリヨンを復活させる会
そういうわけで、現在、受験勉強中です(笑)。
私がカリヨン奏者になるには、まだまだ時間がかかりそうなので、ハウステンボスのカリヨンがどこかに売り飛ばされてしまったり、朽ちてしまうのを回避するため、同時に「ハウステンボスのカリヨンを復活させる会」も結成しました。
まだ、会員は私一人だし、会結成して具体的に何をしたらいいかも全然わかりませんが、せめて、カリヨンのあるあの部屋を、ミュージアム的にパスポート対象施設として開放できないか「依頼」するところから、開始してみようかと思っています(誰に頼んでいいのかもわからない)。
そして、あわよくば、現在活躍中のカリヨン奏者に、年に一度でいいから、定期的にハウステンボスのカリヨンを演奏して欲しい! と目論んでいます。
え? 私が無事にカリヨン奏者になれたら!?
ハウステンボスでカリヨン教室開いたら、どなたか生徒としていらっしゃいませんか?
移動用カリヨンで、結婚式の演奏なんかもしちゃいますよ!
(妄想大爆発)
カリヨン調査にあたりましては、ホテルヨーロッパのフロントのみなさま、ホテルアムステルダムローラアシュレイルームのスタッフのみなさま、インフォメーションサービスのみなさま その他、ハウステンボスのスタッフのみなさまには、大変お世話になりました。ぐいぐいと質問するスタイルで、ご迷惑おかけしたのにも拘らず、辛抱強くお付き合いくださって、本当にありがとうございます。
末筆ながら、心より感謝の意を表します。
コメント
私は奏者がひいている演奏を聞いた事はありませんが、定時になるとカロヨンシンフォニカから音楽が聞こえていたのは、カロヨンの音色だったのかしら?!
年に一回くらいは、秋の音楽祭にでもひっかけて、カロヨン演奏を聞く夕べがあってもいいと思うの…
ハウステンボスのカリヨンを復活させる会の会員末席に加えてくださいませ。
楽器はからきしダメですが、何かお手伝いできればと思います。
うおーーーーー、fumifumiさま、力強いお言葉ありがとうございます!
カリヨンは、自動演奏もできるので(オルゴール式)、演者がいなくても、自動演奏もできるのに、それすらなくなって、録音での演奏になってしまっているのが無念でならないのです!!
>>年に一回くらいは、秋の音楽祭にでもひっかけて、カロヨン演奏を聞く夕べがあってもいいと思うの…
ハウステンボスに、これも提案してみます!!!!
初めまして。
ハウステンボスのカリヨン覚えてます!当時小学生だったのですが、特別に弾かせて貰いました。
ガイドのおじさんに拳で弾くことを教わり、「大事な楽器なのにグーで弾いて良いの?!」と恐る恐る叩く子どもの力では到底重くて…おじさんに手を添えてもらいチューリップを弾きました。「特別に演奏させてもらった!」と嬉しくて堪らなかったのを覚えています。
あんな温かい雰囲気を持つカリヨンがお化け屋敷扱いされていたなんてショックです。貴重な楽器が最適な環境で保全される事を願ってやみません。
遠方のため寄付(小額ですが)ぐらいしかできませんが何か保全の為にできる事がないでしょうか…
末筆ですが、お勉強頑張ってくださいね。
みなとさん
初めまして。こんな放置気味のブログに来てくださって、とても嬉しいです。
そうなんです。カリヨン、弾ける楽器なんです! そして、楽器は弾いてこそ! って思うんです。ハウステンボスでチューリップを演奏! そのおじさん、素敵なセンスですね。
COVID19禍のため、遅れているのですが、カリヨン、一部、自動演奏の部分だけは復活するかもしれません。どんな形で復活するかは分からないのですが、少なくとも音が鳴る状態であることは確かなようです。
https://www.huistenbosch.co.jp/event/fantasiacity/
現在、カナダの大学でカリヨン演奏を学んでいるのですが、COVID19禍で楽器に直接触れない状態が続いて、とても残念な思いをしています。それでもカリヨンに関する書物をたくさん読んでいます。ハウステンボスのカロヨンシンフォニカを作る時に中心的な役割を果たした、アンドレ・レア氏が書いた書物もいっぱいよんでいますよ!
いつか、ハウステンボスのカロヨンの音楽で、みんなで仮面舞踏会とかいいな〜と、夢が広がります。